沿革

　暁学園は、1946年（昭和21年）に初代理事長の「戦後日本の再建は、教育の振興にある」との 信念にもとづき、「人間たれ」を学園綱領とした幼稚園から大学を擁する総合学園です。本園は、暁女子専門学校（旧暁短期大学）とともに、学園の中で最も早く設立され、現在でも学園発祥の地である天カ須賀の地にあります。暁小学校は市内蒔田の地に、暁中学校（現暁中学校・高等学校6年制）と暁高等学校（3年制）は市内萱生町に移転されました。その後、1988年には四日市大学が、2007年には四日市看護医療大学が創設され、地域の学術や医療の中心として専門的な研究や教育の中核を担っています。本園は地域の教育に根差した学園の歴史的伝統と総合学園としての優位性を生かして、教育内容や教育課程についても学びの連続性を大事にしています。特に、暁小学校とは制度的な連続性も含めて教育連携を強化しています。

建学の精神

　学園綱領「人間たれ」の精神にもとづき、「人間を愛し、学問を愛し、美を愛する」全人格的な人づくりを幼稚園から大学まで貫いています。本園はその出発点であり、生きる力・人格形成の基礎を培います。

教育目標・教育方針

　本園は、「子どもを軸に子どもの目の高さで伸び伸びと育てる」こと、幼児期に獲得しておかなければならない「確かな生きる力」を育てることを目標とし、「安心して遊ぶことができ、落ち着いて学べる」園でありたいと努めています。自然の手を借り、仲間との生活を通して、自分のからだを使いこなし、遊びに熱中し、困難にも諦めず挑むなどの子どもたちのもつ発達の芽を大切に伸ばしていくように心がけています。また、幼児教育と初等教育の教育課題の整合性を図り、「聞き合い、話し合い、学び合い」を実践テーマとして取り組んでいます。

暁小学校、暁中学校（1948年）、暁高等学校（1949年）、暁学園短期大学（1950年・2002年閉学）、暁中学校・高等学校（1983年）、四日市大学（1988年）、四日市看護医療大学（2007年）